台湾人の友達も絶対行っとけ!ってプッシュしてくれた台湾を代表する観光地にいってきました。
歴史や文化が大好きな人には、是非いって欲しい。そんなの興味ねぇ!って方は素通りでOK!かも。
午前中は台北の朝ごはんを買って大学構内に入って朝食を頂きました。ガイドブックに書いてあったけど、大学も一般人市民などの部外者が入ってもいいみたいです。
今夜遊んだ台湾のお友達とカウントダウンをするために、ちょっと早めに帰ってこなければなりません。その台湾人の知人がオススメしてくれたのが、やっぱりここ。
世界大博物館の1つに名を連ねる『国立故宮博物院』でした。
70万点ほどの膨大なコレクションの主要なすのが、中国歴代皇帝が集めたお宝です。
王朝が変わるたびにその所有者が変わり、さらにその数が多くなった秘宝の数々は強い皇帝の証明であり、中国が生んだ珠玉の歴史。実際に展示されているのは4000~5000点ほどです。
この展示品は膨大すぎるので、定期的に入れ替えられたりしているので、1度訪れても再度訪れても新鮮味が落ちませんね。
国立故宮博物院の見学の流れ
さすが国立です。
この博物館は非常に広大な敷地面積があって、どこをどう回ったらいいのか分からないくらい。
展示されているものも非常に多いのでゆっくり回れば1日あっても全然足らない。ザーーーっと流しで見ても混み具合によりますが、2~3時間はかかるでしょう。私もあとの予定があって、かなり急いで回って調度3時間でした。
●チケット購入とガイドブック
チケット売り場は外階段を上がった1階にあります。
その隣には荷物預かり所があるのでカバンや飲食物などを預けましょう。基本的に持ち込みが禁止なので、もちろん、撮影禁止なのでカメラも預けましょう。ちなみにここでベビーカーや車椅子の貸し出しも行っていたので、家族良好なんかにはやさしいですね。
日本語のガイドマップがあるので、必要ならば手に入れましょう。
日本語の音声ガイドもレンタルありですが、大人用と子供用があって前者は100元、後者は50元かかります。保証金とパスポートの提示の必要があります。ちなみに対応言語は中国語、台湾語、英語、韓国語、スペイン語、フランス語、広東語など。
ただし、これらの案内を見ながらや音声に従っていたら、絶対に3時間では回れません。
見学は3階から降りていくのが、時代順に見られるのでオススメ。順番通りにまわっても、 迷路のようになっているのでかなり迷います。時間がかかる。
国立故宮博物院の館内図と回り方
入り口を はいてすぐの本館が第一展覧。 基本的に3階から回りますが、ここは古代から漢時代の玉器や青銅器が展示されています。2階は宋~清時代の陶磁器や絵画があり、1階は仏教の美術品などが展示されています。
展示品は入れ替わるので、記事公開時点のものを記載しています。
●3階フロア
以下の画像は国立故宮博物院(公式)より引用
303 :皇帝の鏡─清宮廷の鏡鑑文化とコレクション
304:水源の清らかな水が流れ来る─宋・遼・金・元玉器特別展
306,308:敬天格物-中国歴代玉器展 (常設展)
305,307:古代青銅器の輝き-中国歴代銅器展 (常設展)
302:天と人の合唱―玉石の彫刻芸術展 (常設展)
301:鐘・鼎の銘文-漢字の源流展 (常設展)
300:青銅器工芸の謎 (常設展)
●2階フロア
202,208,212:典範と流伝─范寛とその継承者たち (2015/07/01~2015/09/25)
208,210:十指春風─??と絵画に見る花鳥の世界 (2015/04/01~2015/06/25)
204,206:筆に千秋の業あり-書道の発展 (2015/04/01~2015/06/25)
202:巨幅の名画 (2015/04/01~2015/06/25)
212:毫素風采─明末~清初の女流絵画 (2015/04/01~2015/06/25)
203:瓶盆風華―明清花器特別展 (2014/11/12~2015/09/09)
210:書画マルチメディア室 (常設展)
201,205,207:土の百変化-中国歴代陶磁器展 (常設展)
正館二階バルコニー:屋外パブリックアート〈無為/無不為〉 (常設展)
●1階フロア
103:古書と機密档案-故宮所蔵図書文献珍品展 (2015/01/17~2015/05/15)
104:護帙に道あり–古籍装丁特別展 (2014/12/27~2015/06/28)
106:集瓊藻?故宮博物院所蔵珍玩精華展 (2014/08/01~)
102:オリエソテーションギャラリー (常設展)
101:慈悲と知恵-宗教彫塑芸術 (常設展)
108:貴族の栄華-清代の家具 (常設展)
●敷地内マップ
ちなみに4階もあって、ここでは中華料理が楽しめて、お手ごろな点心などもあるのでお昼ご飯にどうぞ。
別館の第2展覧エリアでは特別な催し物が行われ、通常料金では見ることができません。私はこの辺は一切無視していましたが、歴史好きの方は行きたいのかなぁ。
どの旅行ガイドにも載っているメインの展示品
肉形石(ロウシンシー)
中華料理の「東坡肉(トンポーロー)」といわれる豚の角煮にそっくりに作られた天然石。
自然に形成された色合いが異なる3層自然石の色などの特徴をそのまま生かしてバラ肉再現。その色合いと加工施した作品で水力白菜と並ぶ代表的な展示品となっております。表面は若干着色されていますが、肉の表面の質感やその毛穴までをリアルに表現しております。
翠玉白菜(ツイユーバイツァイ)
上記と並ぶ人気の秘法で、ここのシンボル的な展示品。
翡翠の原石の色合いを生かした作品で白菜を表現。
清廉潔白ということを意味するのが白菜だそうで。天然の水の色の変化を利用し、葉のスジまでくっきりと彫刻されてリアルになっていて、その先端には子孫繁栄を表すキリギリスとイナゴが1匹ずつ彫られられているのが、最近の研究で判明しました。
国立故宮博物院の開館時間や料金
- 営業時間/定休日:AM8:30~PM6:30(金・土曜は~PM8:30)
- 電話番号:+886-(2)-2881-2021 +886-(2)-6610-3600
- 料金:一般NTD 250/団体チケット230/割引チケット150/
毎年1月1日元旦、元宵節(旧暦1月15日)、5月18日国際博物館日、9月27日世界観光日、10月10日国慶節の5日は無料参観日 - 住所/アクセス:台湾台北市士林区至善路2段221号
- バス・電車・タクシー:
・MRT文湖線『大直駅』下車して、故宮博物院方面行きのバス棕13に乗り換え。
・MRT淡水線『士林駅』からバス紅30に乗り換え。タクシーでも10分くらい。
その他の関連施設は国立故宮博物院(公式)よりご覧ください。
実際に回ってみて面白かったのか???
本当の所、美術館や芸術って分野に興味はあるのですが、博物館っていうと馴染みがありません。
壮大な土地に歴史的価値のある品に「おぉ~!」ってなった。そして、博物館の展示品というよりも、その緻密に作られている芸術性の観点ではおもしろかったですが興味がなければ・・・っていう印象。
かなり広大で早足で回ったので感想を述べられるほどゆっくり拝見してないのですが、歴史や文化、特に中国の歴史好きの方にはヨダレモノと思います。
もし、この両者に興味がないのであれば、どの旅行ガイドにブックにも載っている観光地ですが、別の楽しいところを回った方がいいのかなぁっていうのが私の感想です。
台湾旅行のもくじを参考にしてください。
コメント