香川県を何回か旅行して、今回は芸術祭の作品をこれでもかっていうほど堪能してきましたが、その中でもトラブルが起こった、知らなければ損をすると思ったことを手引きとして書き留めておきます。
- 高速船の始発や乗船が多い便は整理券を持っていないと乗ることができない
- レンタカーかレンタサイクルかバスかを決める
- 充分に考えてフェリー・高速船の時刻表を見て旅行の計画を立てる
- 特に直島の旅行は見る順番と降りる港を考慮する
- 開催期間以外だと撤去される作品があったり、営業していなかったり、営業日が限られていたり、看板がないので迷い子になる
高速船の始発や乗船が多い便は整理券を持っていないと乗ることができない
今回の旅ではじめて知ったのですが、フェリーの場合は速度がゆっくりなので立ち乗りでも可能ですが、高速船の場合は揺れが激しいので立ちは禁止されているようです。席数に限りがあり、乗車人数が少なく限られています。
高松港からの始発の高速船を中心に整理券が配られ、それを持っていないと乗ることができない場合があります。つまり、持っていないと始発での旅行計画が水の泡になり、最終便の高速船に乗れずにその日は宿泊施設まで帰れない可能性がでてくるわけです。
その理由は、直島や豊島などの住民が高松までの通勤や通学で高速船を毎日使っていたりするので、芸術祭のお客さん全員を乗せてしまうと生活に支障が出てくるから、その分を確保しているらしいのです。
旅行中、私が実際に目にしたパターンは、高松港の始発が乗れなかったパターン、犬島から小豆島の高速船に乗れなかったパターン、直島からの最終高速船に乗れなかったカップルのパターンの3例でした。
水上タクシーなどを使って対応できるかもしれませんが、一般的ではなく結構高い値段がするので、事前に手を打っておきましょう。
高速船の整理券を確実に手に入れる方法
親切な係員さんが船乗り場の前に看板を持っていらっしゃいます。
始発などのの場合は、切符売り場でチケットを買う前にその係員さんに整理券を貰って確実に乗れるように手配しましょう。
また、その他の島々でも恐らく多くの場合、整理券は高速船が出るちょっと前ではなく、数時間前でも貰えますので、乗る船が決まっているのであれば、島に着いたらすぐに乗り場の人に整理券が必要かを聞いて、もらえるのであればその場で貰います。
私の場合は、犬島で2時間後の高速船の整理券を貰えたので確実にしておくことができました。
レンタカーかレンタサイクルかバスか、はたまたレンタルバイクを使うのかを決める
レンタカーを使うのか、レンタサイクルを使って回るのかを迷う方が多いと思います。
バスの待ち時間などを考えるとレンタカーが良さそうですが、実際の所、バイクも通れないような所に作品があったりするので、レンタカーは結構非効率です。何より、駐車場がなかったりで時間がかかります。
どの交通手段を使った方がいいかは観光する島と人数にもよりますが、個人的には直島はバス、豊島はレンタサイクル、小豆島はレンタルバイク(またはレンタカー)、その他は徒歩かレンタサイクルがよいかと思います。
参考記事:
高松港から犬島と豊島を高速船を使い倒して巡った弾丸モデルコース
小豆島旅行はレンタカーよりもレンタルバイクで回るほうが最高
女木島と男木島の観光の所要時間は?
充分に考えてフェリー・高速船の時刻表を見て旅行の計画を立てる
大都会の旅行であれば、細かな旅行時間の計画は不要ですが、船に乗って移動しないといけないベネッセの作品集です。
一本乗り遅れれば、1時間待ちはざらにあって4時間待ちや帰れないことになりかねません。
きっちりと船やバスの時刻表とにらめっこして、準備をしていってください。
参考記事:瀬戸内国際芸術祭は公式ガイドブックとiPhone・Androidアプリがあれば片がつく
特に直島の旅行は見る順番と降りる港を考慮する
大人気で見る作品もダントツに多いのが直島で、多くの人が宮浦港で降りて、そのほとんどの旅行客が港に近い方から作品を鑑賞していきます。
つまり、宮浦→直島家プロジェクト→ベネッセアートハウス・地中美術館という流れが殆どです。
これを逆手に取って、下記のように計画するとスムーズに回れます。
- 本村→直島家プロジェクト→ベネッセアートハウス・地中美術館
- 宮浦→ベネッセアートハウス・地中美術館→直島家プロジェクト
開催期間中の土日は高松港から9時7分から、宮浦行きではなく直島の本村行きがあり、そこで降りれば徒歩ですぐに家プロジェクト周辺です。
宮浦に到着してバスの時間等を考えると、本村からロケットスタートを切って、まず待ち時間が2時間とかが連日続く超人気の南寺などに行くと効率が良いです。小豆島、宇野からも本村行きは出ています。
もうひとつは、宮浦から回るとしても上で説明したとおり、先に宮浦から近い家プロジェクト方面を回る方が多く午前中に込み合い、ベネッセ周辺は昼~午後に込み合うので、作品を回る順序を逆にするとうまく効率的に回ると思います。 現に最終日の午後に行った直島家プロジェクト周辺は、開催期間中だったのにあまり人がいなくてスイスイ回れました。
参考記事:直島と豊島を中心に瀬戸内国際芸術祭を効率的にうまく回る手引き
開催期間以外だと撤去される作品があったり、営業していなかったり、営業日が限られていたり、看板がないので迷い子になる
春シーズン:3月20日[春分の日]—4月21日[日]33日間
夏シーズン:7月20日[土]—9月1日[日]44日間
秋シーズン:10月5日[土]—11月4日[月・休]31日間
。シーズンの間はやっていない施設や作品があります。※上記は2013年のです
公式サイトや 瀬戸内国際芸術祭2013 公式ガイドブックにも書いてありますが、下の5つの●が会期をあらわしています。ガイドブックの場合は、作品ページの【 春■夏■秋 】の■に色が着いていなければ、オフの期間はやっていません。(撤去はされてないようです)
サイトでは、『一番左、真ん中、一番右の丸印が上記の開催期間中』に当てはまり、その間はオフになりますが、色が着いているので営業しているという事になります。
(左:春期、左から2番目:4月21日~、真ん中::夏期、右から2番目9月2日、右:秋期)
しかし、下記の場合は真ん中の丸印にしかチェックが入っていないので、夏シーズンしかやっていない事になります。
今回の旅の中で、お目当てにしていたのが実はやっていなかった、、というのがいくつかありました。。。下調べ不足ですた。。。
また、前回は2010年12月17~19日(金~日)の2010年の瀬戸内国際芸術際が完全に終わった後に遊びに行ったのですが、多くの作品が撤去されていました。
大掛かりなもの、お金がかかっているものは撤去されないものもありますが、維持・管理費がかかるもの、入場料聴衆に人権費がかかることもあって、撤去されるんでしょうね。気になる方は一度お問い合わせをされた方が良いでしょう。
この2010年に行った時の営業についてですが、クリスチャンボルタンスキーなどの多くの作品、島キッチンなどが、金~日曜日のみしか営業しておらず、作品ナンバーが書かれた看板も撤去されて迷いに迷いました。
今回の2013年はどうなるかわかりませんが、秋期が終わる2013年11月5日以降に訪れる場合は特に注意して確認された方が良いでしょう。
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