平安貴族が愛した食べ物だと伝えられるほうとうは、富士山麓の味噌と山菜で風味豊かな味わいで山梨県の郷土料理としてあまりにも有名です。
山梨県の郷土料理と言ったらほうとう、ほうとうと言ったら不動というくらいの有名中の有名店、定番中の定番のお店『不動』に行ってまいりました。
甲府市から河口湖にかけてほうとうのお店が多くありますが、とりわけ河口湖周辺に多くあります。
河口湖周辺に個人経営のほうとう屋さんが何軒も軒を連ねていましたが、やっぱり食べログとか山梨出身の同僚にうまい店を聞いても、やっぱりかなりの確率でこの『不動』さんが上がってくるんですよね。
この不動さんに行ってきて良かった所というか、特に観光客さんにプッシュしたいポイントはこのあたり。
- 基本的にほうとう以外にない@当たり前か?
- いや、馬刺し、モツ煮とかがもある@なんで?
- チェーン展開しているけど食べログとかで1番評価が高く口コミも豊富
- 何より建築物としての店構えが凄すぎる
不動は、山梨県内の河口湖周辺に河口湖北本店、河口湖南店、河口湖駅前店、東恋路店 4店舗あって、いずれの店舗も飲食店とは思えない建築美があるので、質は違えど、ほかのお店もすごそうなので、ぜひ行ってみたいです。
では、食レポ行ってみましょう^^
木造の立派な店構えが半端じゃない美しさ!内観もすごいぞ!
前日の夜にこの先にあるコンビニにお酒を買いに行くときに前を通った時に、「なんじゃこの建物!!!!」と思ったら、そこがお目当てだった不動でした。そんくらいインパクトあるんですよ。
私がお店に到着したのは午後4時は回っていました。かなり遅めの時間帯でランチタイムでもないし、晩御飯には早すぎる時間だったので、止まっている車は数台のみ。お昼時でもこの駐車場は超広いので運転が苦手な女性でも大丈夫そうです。
土日とか祝日のお昼時とか、観光客の数とかすごそうやけど…。
店の外観も木の温もりがあるというよりも、僕の感想ではすごい存在感というか威圧感というか、歴史を感じさせる建築でパワーあふれる店構えに圧倒されていました。
お客さんでにぎわっていたらそうは思わなかったかもしれませんが、お客さんが2~3組くらいしかいなかったので、そのスケールの大きさがマジマジとわかりますマジマジパーティ。
すんげぇなこれ。
築何年経ってるんだろう?修理・修繕とか建て直したりしたんでしょうか、とか思いました。京都や奈良のお寺とかを思い出させる。
その駐車場内にある蔵も歴史ある感じで、そのでかい看板、でかい柱、すべてが巨大なスケールの店内にとドキドキして入店しました。
席数300席というすごい数のお客さんを収容できるだけでも、その巨大さがわかります。その広いって思っちゃうのは、その天井の高さがあるが故のものでしょう。
しかし、広さだけではありません。
店の外観と同様、お店の中の柱から机、テーブルに至るまでの統一感というか、風情ある雰囲気。
額縁に入った日本画がずらっと並んでいて、その明かりもいい雰囲気。
どでかい扇子まであるので、料理が提供されるまでたぶん迷惑になると思いますが、ぐるっと一回りしてくるのも面白かもしれませんね。
ほうとう鍋のボリューム・スケールもすごいぞ!
もちろん、普通にほうとうを注文。
大の馬刺し好き、モツ好きの管理人なんですが、この後も山梨グルメを食べる予定満載なので死ぬ思いで断念しましたけど。
スタッフの方が準備をしてくれまして、こちらを届けてくれるんですがなんなんですか!この鍋敷き!
鉄できていてとってもごつい。重さもかなりずっしりくる。
そうこうしているとお目当てのほうとうのご到着。
メニューはほぼこれだけなので、その他の手間もないので提供時間は早かったです。お客さんがいなかったっていうのもあると思いますが、10分はかかっていないくらいでしょうか。
いやいや、鍋敷きもすごかったけど、まずビビったのがその鍋の大きさです。相当大きい鍋にドンっと具材と麺が入っておる。
ちょっと比較物がないので大きさが伝わりにくいけど、このお玉も男性が大きな口を開けても入らないくらい大きい。2~3人前の土鍋くらいの大きさっていうとわかりやすいかも。
具材はなめたけ、かぼちゃ、白菜、いんげん、ニンジンと具だくさんです。
香り自体はガツンとくるものではなく控えめ。だけど、観察してみると小麦粉のにおいとお味噌のにおいが優しくするくらいの優しい感じ。
ちょっと暑い時期に汗をかきながらがっつくのもいいですけど、この鉄の鍋とこの湯気はやっぱり寒い冬に食べたいなぁ、ふと思いました。
実食です。まずは麺からごちそうになります!
うむ、旨い!
一般的なうどんよりも太く、いや平たいその麺は、コシがあるというよりもっちりとした歯ごたえで噛み応えがあるという表現が適切だと思う。素晴らしい。
うどんというよりも、餅に近いような食感だと説明すると想像しやすいでしょうか。
んで、ちょっと調べた。
かなり粘性を残した状態の小麦粉のようで、かなり歯ごたえがある麺で、これはどこかで食べたことがある食感だな、と思ったらwikiに「富士北麓の郡内地方にはほうとうと同一の粉食文化の起源を持つ郷土料理である『吉田のうどん』が存在する。」と記載されていました。(ほうとう – Wikipedia)
それで納得。あの食感はすごく似ている。
おつゆのお味噌の味・風味はどうだろう。
おたまによそった汁をゆっくりと、そしてごくりとひとくち口に入れてみる。
うむ。上品。
つゆの色のわりに白みそや合わせ味噌、いわゆるミックス味噌の味噌汁のようにダシの風味が広がるという印象ではなく、本当に控えめの味噌の味。
その他、具材をレビュー。
白菜はもちろんシャッキシャキです。くたくたのはそれはそれでおいしいけどね。
なめたけって鍋に入れる習慣が私にはないけど、これはこれで女性の心をゲットできます@女性はキノコ好き多し。
続いてカボチャ。こちらも鍋に入れることはありませんが、お味噌のだしによく合いますね。
ほうとう不動河口湖北本店の営業時間・定休日・メニュー等の店舗情報
- 参考サイト:ほうとう不動(公式)
- 営業時間/定休日:午前11時 〜 午後7時
- 電話番号:0555-76-7011
- 住所/アクセス:401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口707
▼メニュー表
ほうとう、馬刺し、いなり寿司、もつ煮、漬物盛り合わせ、ご飯・・・そして、
手ぬぐい!って何?www
不動の食レポまとめ
由緒正しき歴史ある名店がチェーン展開したパターンなんでしょうか。普通のチェーン店とは明らかに異質。いい意味で。観光地にきてまで、チェーン店に食べに行くっていうことはしたくなかったんですが、ここで正解でした^^
この河口湖北本店の建物も立派なんですが、他のお店もすんげーので行ってみたいと思います。
こちら河口湖南店。
このとれとれビレッジのホイポイカプセルみたいな建物は東恋路店。
飲食店とは思えない^^;
次回の山梨旅行に持ち越しで楽しみにしておきます^^
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