さて、山梨グルメのある意味メインとなるものを食べる時がやってきましたワッチョイ。
それは皆さんご存知、『吉田のうどん』でございます。え、知らない?
最近ではいろんなバリエーションが出てきている吉田のうどんですが、今回は食べログ3.6の口コミを誇る『桜井』さんにいって、冷たいのと暖かいのを両方食べてきました。
今回お邪魔したお店は、もうね、そのうどんのコシが半端じゃないのマヂで。
コシの強さだけでいえば、今まで食べた中で間違いなくナンバーワンだ。それほど強烈なコシだ。
しかし、香川県の讃岐うどんのコシとはまた違う質のコシ。
コシという感覚であるには違いないけれども、ここまで質が違う異質なタイプのコシを食することになるとは思ってもみなかったわけで。
何が言いたいかっていうと、度肝を抜かれた食感であったということだ。そのことは間違いない。
が・・・
吉田のうどんの一般的な特徴
まず最初に知らない・食べたことないよっていう方のために、ちょっとお勉強してください。ちなみに吉田うどんじゃなくて、吉田のうどんって「の」をちゃんとつけないといけないんだそうだよ。
▼麺
非常に硬くてコシが強い。一般的なうどんより太くて、断面は四角形に近くものが多く、捻じれ麺であることが多い。ほとんどのお店が自家製面であるけども、意外に手打ちはないようです。
▼おつゆ
味噌と醤油のブレンドスープが多いそうであるが、味噌ベース、しょうゆベースのお店もあったりと、その店によって特徴がある。
▼具材
キャベツが定番、というかこれがなければ吉田のうどんとは言えないほど。その他はニンジンや椎茸がベースとなっていることが多い。
それ以外では油揚げなど、古い時代からの流れを受け継いだシンプルな食材だけのお店もありありますが、最近では肉入りやほかの野菜がたくさん入った吉田のうどんも出てきている。
この付け合わせは主に馬肉が多かったが、近年のブームなどでは豚肉を使うお店も出てきているそうだ。ちなみにここのは言っていません。
暖かいのVS冷たいの両方食べた感想
こちらのお店を選んだ理由は、本当に昔ながらの味を守り続けている老舗であることっていうのが、まず第一でした。元祖キャベツうどんっていうくらいですからね。
んで、上記で説明したとおり、味や具材などの工夫でいろんなタイプのお店が登場しているので、やっぱり本家というか本物というかデフォルトのものを食したいと思ったためです。
第2は立地条件がばっちりだったこと。
山梨旅行の計画がタイトなスケジュールだったので、ここが稠度都合がよかったんです。ちなみに富士ビューホテルから五重塔と富士山の両方を楽しめる富士浅間神社に向かっておりました。
駐車場と外観・店内などはこんな感じです。
お店も駐車場も住宅街の中のやや細めの道にありますので、事前に調べていった方がいいかと思います。一方通行だったりするので注意が必要です。
駐車場からお店まではわかりにくくはないし、歩いて1分未満です。
こちらが店構えです。THE・うどん屋っていう味のある店構えでございます。大好きな雰囲気^^
店内に入ったらお客さんが1人ほど。そのあと、常連さんと思われる方が数組いらっしゃいました。
店内も店構えと同様に、味のある店内です。というよりも、普通の古いおうち、婆ちゃんのうちっていう印象だよねコレ。カッチリしているお店よりも、私は落ち着くので好きですね。
壁には芸能人のサインが隙間なく貼られていて、吉田のうどんの人気店っていうのがよくわかります。期待度上がるなぁ。
桜井さんはテレビや雑誌でも数えきれないくらい紹介されていますから、当然といえば当然でしょう。
着席したら、店主の方が
「うちはメニューは熱いのと冷たいのしかないから。どっち?」と注文を聞いてきたので、両方注文することにしました。
提供時間は本当に一瞬でした。お客さんがいなかったこともあってたぶん、1分ちょっとくらいソッコーです。
さーて、食レポ行ってみましょう。
温かいうどん
アツアツのうどんはめんも汁も暖かい。当たり前だけど、冷たいのはそうではないので先にいっておきます。
見た目はやや小さめのどんぶりであることもあってか、麺や具材ともにたっぷりとボリュームがある。もちろん、シンプルという言葉以外に発しようがないほどシンプル。
▼麺
見た目からしてもコシの強さがわかるそのビジュアル。断面はやや不揃いな四角形と吉田ならではの伝統を受け継いでいる。
注目の麺の硬さであるけども、バリバリのコシがあって今まで食べた中でナンバーワンのコシではある。ではあるけども、香川の讃岐とはこれまた一味違ったコシで、モッチリした中にコシがあるという食感。小麦粉のこなっぽさを残している風味でした。
例えて言うと、名古屋の山本屋の味噌煮込みうどんの食感を10倍くらいにした感じ。ごめん、言い過ぎた。3倍くらいごりっとしています。
▼おつゆ
こちらは極々普通の醤油ベースの優しいつゆの味。ほんのり味噌も入っているらしいが、その味は全く分からないほど。
甘みが強いわけでもなく、すごくダシの味が強いわけでもない、やや硬い風味といった印象。個人的にはもっと特徴的な味を期待していたけに、ちょっと残念な評価@あくまで個人的に。
▼具材
定番のキャベツとお揚げのみ。芯を残した茹で加減でシャッキリしているけど、ダシの風味があまりないのでこちらも食べてジューシーという感想はあまりないかな、と。
冷たいうどん
こちらは香川県のひやあつスタイルで、一般的なつけ麺みたいに食する。つまり、冷たいうどんを暖かいおつゆにつけて食べるわけです。個人的にその食べ方は好きではないので、残念ながら食べる前からハードルは下がっているんですが。
▼麺(注目の!)
四角い麺の断面は暖かいつゆに入っていなので形を崩さずそのままです。だから、さらに硬さが見た目で分かるほどツルツルしています。
食べてみると、上の暖かいやつ以上に強烈なコシ。そりゃ冷水で締めてあるから当たり前だけど、もちろん最初から想像はしていたけどもほんとーーーーーにすごいコシです。
その食感はモッチリの中にコシがあるではなく、もうね、ゴリゴリいうほどすごい。もう1回言おう。ゴリゴリっていうかバッキバキだ。ラーメンでいえば、ハリガネや湯通しというくらいだろう。
個人的にはそれくらい固い方が好みなんですけども、しいて言えばどうも粉っぽさが気になる仕上がりかなと。好きか嫌いかは分かれると思います。
▼おつゆ (付けつゆ)
塩味、甘み、ダシともに主張してこない暖かいうどんと同様の味。ベーススープを別に作っているわけではないようですね。
色・味ともには付けつゆなので濃いめとなっていますが、それでも薄くパンチがあるものではありません@あくまで個人的に。
▼具材
ちょっとだけ湯通ししただけのキャベツみたいで、シャッキリ感は数倍に上がっていて食感はシャキシャキシャキーンとしている。
あとはお好みで醤油やトウガラシ、すりだねっていう薬味を入れて味を調えてください。
ごちそうさまでした。
桜井うどんの定休日・営業時間などの店舗情報
- 営業時間/定休日:10:00~14:00/日曜日
- 電話番号:0555-22-2797
- 住所/アクセス:〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田5丁目1−33
月江寺駅」から徒歩10分、富士山駅から徒歩15分程度
▼メニュー表
- かけうどん(並):350
- 冷しつけ麺:350
- かけうどん(半):250
- 替え玉:100
桜井のキャベツうどんのまとめ
麺だけをピックアップしてみると、かなり好みが分かれるだろうな~って思いました。
東海地区の方には受けがイマイチかもなぁ、だってヤワヤワのお店が多いですもんね。山本屋っぽい麺が好きならツボるうどんかもしれません。あとは、本場香川県の人が食べたら、どんな印象を受けるのか聞いてみたいな~って思いました。
硬ければかないほどウマイという管理人ですが、ちょっとなしかなっていくらい硬い。
あと無類の硬麺好きの私がここまでいうくらいなので、ホントにいい歯ごたえなのは間違いありません。ただ、硬さだけではうまいまずいは語れないですけども、粉っぽさはすごい。
つゆの味が単調すぎて深見がないっていう印象だったこと。麺が硬い分、もちろんダシが絡まないので想像以上にサッパリしています。
吉田うどんの元祖的なお店で口コミの評価も高かったので、ハードルをドドーンとあげて食べにいきました。
口コミを見ると『つゆが甘いとか、麺は粉っぽくない、ツルツル』とかいろいろありまして、あぁ~やっぱり食事の感想っていうのは人それぞれすごく分かれるなぁって痛感しました。
あと、ここは完全に好みの問題ですけども、冷たいものは冷たく、暖かいものは暖かく食べたい私の心。あまり賛同を得ない意見だけど、皆さんどうっすか?
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