人気ウナギ専門店『うなふじ』を初めて食べてから、かれこれもう30年ほど経ったでしょうか。先代の時から知っていますし、土用の丑の日はあえて閉店していたっていう変なお店・・、そしてその他の裏事情まで知っているっていう。それくらいの古いお客の私です。
それくらい長い間通っていても食べたことがない一品があります。
それはうなぎの『きも焼き』なるレアな一品。
もうすぐ初老と迎えるというこんないい年になるまで食すことのできませんでしたが、このたびメデタク初イートイン!!
今日は普段お目にかかることができない、その食レポをしてみまっすよ!静岡の皆さん、こんなのありますかー?
肝焼きのおいしさはどぅや?
今回を邪魔したのは平日のお昼の遅めの時間帯。若い人はあまりいなくって、定年退職した系の落ち着いた夫婦さんが多くいらっしゃいました。
今日もいつものようにこんがり焼いて香ばしく、そして甘みが濃厚なうな丼を注文いたしまた。
ま、どうせないだろうな~と思いつつも、店員さんに「きも焼きってないでしょ???」って聞いてみると、なんと『ある』との返事。
うわ!まじか!
これは運がいい。宝くじでも買って帰ったほうがええんじゃないかって思ったほどについている。毎回毎回注文はしていたのに、毎度毎度売り切れで食べることができなかったのに・・・今日はなんてラッキーなんだ。
そして、うな丼とあわせて注文してしばし待つ。(o^∇^o)
待っていると、私の次に入店してきた高齢の方がこの『きも焼き』を注文していましたが売り切れ。私が頼んだので最後の一品でした。とよの君ついてるぅ~。
肝って言うと、やっぱりきものお吸い物、きも吸いを思い浮かべちゃいますね、私は。あれ、おいしいですよね。どんぶりの箸休め的な役割りもあって、個人的にはなくてはならない存在です。
栄養価も高くて、流行ってたDHAやらアミノ酸やらがたくさんはいっているそうな。これで夏バテ解消的に夏になるとウナギを食べる頻度が激上がりです。
で、この食材自体はちょっとほろ苦くてお酒に合うといったイメージなんですが、うなぎ屋さんで食べる肝焼きと言うのはどのようなものか少し楽しみなわけで。
長年食べられなかったのでハードル上がりまくりっていうのが、どう災いするのかっていう・・・。
楽しみに待つことちょっと。
きましたあ!こちらがまずは定番のウナギのどんぶり、
そして、端っこに写っているのがキモ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!
濃厚などんぶりを食べた後だと、舌の感覚が馬鹿になってしまうので、その辺は抜かりない。どんぶりを食べる前にキッチリと味の評価をしますよ。
こちらが売り切れまくり、売り切れごめんの肝です。
見た目は想像通り。焼いたきもにうなぎのタレが絡まっているって言うそのままな感じです。ビジュアル的には突出したものはあまり感じないです。
すごい香ばしい香りが漂ってそうな雰囲気でしたが、そこまでにおいがガツンと来ることはありません。けっこう意外。もっと来るかと思ってました。
目の前のウナギと店内に充満している香りで、すでに鼻が慣れてしまっているっていうこともあるかと思いますが。
今日は自分が運転してきたのでビールは我慢しました。
ではではではでは!いただきます!
うむ、うまい。深い味わいである。
きも本来の素材の甘みとふわりと口に広がるわずかなほろ苦さがある。しかし、程よく焼いてあるがゆえの香ばしさ、そしてタレの甘みもある。
うむ。確かに美味い。
そして、噛みながら素材と味付けのどちらの味かを分離しながら分析してみる。
うむ?・・・深いのではない。
そう、どうか、こぅ、美味く表現できないが何となくまとまりがないのだ。
上で説明したとおり甘み、ほろ苦さ、タレの甘み、焼き目の香ばしい味と風味がある。これは実際に食べてもらっても感じられると思われる。
これら全て感じることができるけども、まとまりがないというのが個人的な味の感想です。ただ、それぞれの味覚がケンカし合っているかというと、そういうわけでもないのでありと言えばありな味。
ただ、やはり甘めのタレが絡んでいるので、基本的にはお酒に合う食べ物という感じではないのでビールを注文しなくて正解。酒を飲むなら普通の肝焼きがいいかもですね。
初めてのキモとうなふじ店舗情報
かなり気になってハードルをあげての個人的感想でございます。お手柔らかに。
あまり食べられない一品とは思いますが、朝一で並んで一番初めに注文すればけっこうな頻度で食べられると思います。たぶん、毎日は出してないのか・・・・な?
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