瀬戸内海で2番目に大きな島である小豆島は多くの農家が果物などを育てて、とりわけオリーブが有名です。オリーブオイルとかこれを使った石鹸やハンドクリームとかは高品質で自分も買ってきました。
それ以外にも香川県といえばうどんなんですが、小豆島はそうめんが有名で時々お取り寄せします。って知ってました?それくらい美味しいですよ。
そんなグルメな小豆島の旅行も3回目で、自分はもう慣れたもの。前回は1人でレンタルバイクを借りて超気持ちイイ旅となったんですが、その記事を誤って削除してしまったってていう・・・><
ただ、今回の旅行期間中は雨が降る予報だったのです。
多くの作品が外に展示されている小豆島は雨が降ったら中止して、室内鑑賞が多い直島に行き先を変更するというプランを立てていたので、レンタカーもレンタルバイクも予約せずに向かったんですよね。瀬戸内国際芸術祭開催期間中だというのに・・・。
フェリーの上で土庄港近くのレンタカーに片っ端から電話をかけましたが、やっぱり全車借りられている状態で、こりゃやっばいなぁ~・・・とか思っていましたら、ちょっと離れたレンタカー屋さんの軽自動車が1台空いてるとな!うおーツイテルぅ~!
そんなわけで車をチャーターできました!
今回、瀬戸内国際芸術祭小豆島の旅行計画はこんな感じでざっくりとしています。広い島ですし始めてくるまで回るので、時間的に無理そうなら作品の干渉波諦めるっていう具合でアバウトにしました。けども、1日あれば全部回れるくらいです。
8:02:高松 出発 (航路10)
9:02:小豆島(土庄港) 到着 → 周遊(大体以下の順番で回りました)
肥土山方面(作品番号74.75.77)
三都半島方面(作品番号79~88)
草壁(作品番号91~94)
馬木・醤の郷(作品番号71、95~103(p127)
坂出(作品番号97.104~107)
土庄周辺(作品番号69.7072)・エンジェルロードなど
18:40:高松行きフェリー出発(20:10:高松行きのフェリー最終)
↓この順番で回ったので道順などの参考にしてください。
小豆島の肥土山・中山方面の作品は竹細工のオリーブの夢/ワン・ウェンチーの迫力がすごい!
9時くらいに到着してレンタカーを待ちました。その間に土庄港周辺の作品を物色しようと思いましたけども、鑑賞時間が10時からとかだったので小豆島を回るには土庄周辺の作品は後回しにした方が効率的に遊べます。
こんな感じでこの時間帯で見れる作品がなかったので、肥土山方面(作品番号74.75.77)へ車で向かうことにしました。
ルートとしては県道436号線をずっと向かっていきます。その途中の252号線沿いに肥土山・中山方面の作品がポツポツあります。ので参考にしてくださーい。
※写真撮影不可の作品は瀬戸内国際芸術祭 小豆島の公式サイトから画像を引用させていただいて降ります。
074 うみのうつわ/長澤伸穂
瀬戸内の波に呼応し、呼吸しているかのように紺碧色に変化する船。また、波の音をインタラクティブな光として知覚し光が明滅する。
倉庫の中にこのような光る船がぶら下げられていて、その中に寝ることができます。静寂な空間に神秘的な光。その中に寝たときのふわっとした感覚がなんともいえなかったです。
075 猪鹿垣の島/齋藤正人
約200年前に築かれたとされる小豆島特有の猪鹿垣を再築。今回は新たに、ピラミッド型の石積みが加えられていて、前回とはまた違った芸術作品となっていました。
077 オリーブの夢/ワン・ウェンチー(王文志)
地元産の約4000本の竹で構築する巨大ドーム、三度目となる今回はオリーブがテーマだそうです。内部は舞台のようになっていて入ることができます。
前回は夜間はライトアップされていましたが、今回はなしでした。ただ、ここに行くまでにちょっとした川があるんですが、雨で増水すると鑑賞不可になっていたので要注意です。
三都半島方面は2016年からの新作が斬新で面白い!
肥土山方面から再び436号線車をかっ飛ばして三都半島方面にやって来ました。途中で250号線にのれば作品展示地帯です。
ここでは地域住民と芸術家との連携事業が行われてきて、新たに広島市立大学の芸術学部がアートプロジェクトに参加しています。
こちらは使われなくなった倉庫や学校などに作品が展示されており、その規模は前回の2013年以上のものとなっていました。
079 花寿波島の秘密/康夏奈(吉田夏奈)
小豆島ふるさと村っていう道の駅みたいなところに併設されているので分かりやすいです。
三都半島の沖に浮かぶ無人島、花寿波島。このとても小さな島をモチーフとした陸と海の絵画を描き、十六角形の逆円錐型に設置しています。
この中に入って見上げると、なんとも不思議な感覚になります。また、、上から写真を撮ることができます。
81 段山遺跡群/久保寛子
いのししでしょうか?
段山に古代文明が存在したと架空の話を設定して人体や建造物の断片、動物の立体作品を展示しています。これも↓の作品と同じ感覚になって、個人的にはおもしろいなぁっと。
中に入ってみました。デカ!
080 空想と虫籠/尾身大輔
害虫と益虫、捕食者と被食者の関係を暗示した本作品。
何を伝えたいのかわからないって入っちゃう人も多い感じですけど、自分はこういう発想の好きだなぁ。好き嫌いが分かれそうだけど。
083 島の誕生/友定睦
島が誕生する過程を映像で表現していますが、真っ暗闇でうおお、ちょっと怖いってなりながら大きなスクリーンでの映像は迫力がありました。
82 チョウジガマズミについて/黒田大祐
????な感じでしたが、上の部屋の●●機にびびりますw
084 境界線の庭/土井満治
災害で出た土砂で埋めたてられた土地に鳥居に見立てた石彫などを設置。山と海の境界を暗示しているっていうこのアートが意外にこの発想は面白かった!
近づいて↑の写真の鳥居を良く見ると、今見ている景色のミニチュアがその鳥居の上につくられていましたw
上としたの写真を比べてみてくださいな。
085 ひとりおどり/チャールズ・ウォーゼン
テトラポットの合体作品。っていう感じでなんとも・・・
086 夕焼けハウス:存在の言葉としての家/ジェームズ・ジャック
地域の集会所だった小屋と庭を再生した作品。
建物と庭自体がアート作品なんですね。こちらは前回もいきましたが、他のお客さんがいないときに行くと、古きよき時代の香りとなんとものどかな雰囲気が味わえます。
088 ククリヒメノソノ/入江早耶
消しゴムを素材に用い、掛軸や絵に描かれたものを立体化。
ここの会場は昔普通の家として使われていたそうです。そのもと住人の方がスタッフとしていらっしゃって色々お話を聞かせてもらったのが印象深かったです。
家の中には昔使っていたノートやチェッカーズのポスターとかがまだあったのが、なんとも生活感が残っていましたね。元住人の方は、自分の家や使っていたものが、こうやって芸術の作品として有効に使ってもらえて嬉しいでしょうね。
ノートの表紙とかを消しゴムで消し続けて、その残りかすを固めて作品にしたのがこちらの展示物です。
087 stories-House-/赤坂有芽
年配の女性から聞いた話や古書などに想を得た映像を古民家に投影しています。
入ってすぐの部屋は「なんだこれ?」って素通りしちゃいそうになりますが、ちゃんと見ているとちょっと怖い感じもありますが、昔の懐かしい記憶がよみがえる的な印象を受けます。
そして、その奥の和室の静寂さと鯉のリアルな動きが見所。
小豆島の駐車場茸状とちょっとここらで一休み。休憩所で無料で昼ごはんを頂きました。ありがとうございます。
ここまでで午前が終わりました。
前回の瀬戸内国際芸術祭はレンタルバイクで小豆島を回りましたが、今年はレンタカー出回っていたので駐車に困りました。ちゃんと車を止める場所はあるんですが、探して歩いてしていたら以外に時間がかかってしまいました。
前回来たときは駐車場は確かなかったと思うんですが、今回はちゃんと駐車スペースが確保されいました。住民の苦情とか来たんでしょうかね?
大体作品が密集している地域に1箇所は駐車場があるので、そこから歩いていったので安心してください。
駐車スペースの場所はこちらの公式ガイドブックに掲載されていますので事前に手に入れて置いてください。それだけでなく多分、瀬戸芸を効率的に回りたかったら必須の本ですので、是非手に入れておきましょう。地方の小さな本屋さんでは多分手に入りません。
ここで作品ナンバー85、86の近くに神浦自治会館っていう所があります。公式ガイドブックにはP,トイレとして載っている場所なんですがこちらで軽食が無料でした。
ランチも食べずに弾丸ツアーの如く回っていたし、ちょっと寒かったので暖かいにゅうめんとおにぎりは暖まりました。タダでやってるって大丈夫かしら?って思ったので、募金というかドネーションボックスがあったので、ちょっとだけ心添えしてきました。
島民の方、ありがとうございました。
ここまでで迷ったり寄り道をしすぎてお昼の13時を回っていました。もうちょっと急げばもっと早く回れると思います。でも、バスを使って回るのであればかなり難しいでしょう。
小豆島で見てよかった作品と交通事情まとめ
小豆島を昼まで回ってとっても斬新で面白いなぁって思った作品はこちら。
- オリーブの夢/ワン・ウェンチー
- 段山遺跡群/久保寛子
- 空想と虫籠/尾身大
- 境界線の庭/土井満治
- ククリヒメノソノ/入江早耶
- stories-House-/赤坂有芽
前回から引き続き残っている作品もありますが、新しく創られたものも突拍子もない発想のものが多くて良かったです。受付スタッフとお話しするとさらに面白さが増しますよ。
レンタルバイクは小豆島に石井サイクルさんしかありません。前回は気さくな店主夫婦でお世話になりました。
気候のいい春や秋に1人で小豆島を回るモデルコースなら、間違いなくレンタルバイクでスクーターに乗った方が小回りもきいて素早くて最高に気持ちイイです。断言します。
でも、家族や恋人などの複数人でいく場合は危険ですし、雨風にさらされるっていうことを考えるとレンタカー一択でしょう。女性がいるとスカートめくれるしヘルメットかぶらないとダメなのでヘアが乱れますので嫌がられます。ました。
公式サイトではバスを推進していましたが、本数が少なく待ち時間がものすごいことになります。一作品~数作品見たら、バス停まで行って数十分~1時間待ちを繰り返すことになるので、それでは恐らく小豆島の作品を見切ることはできないと思います。
参考までに。後半へ続く…
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