獄中ダイエットという言葉がテレビで放送され、獄中にいながらメルマガなどで1億稼いだ、なんて前代未聞のことをやり続けるホリエモンこと堀江貴文氏(こちらは堀江さんTwitter)。
今日の家入一真氏の東京都知事の出馬会見の司会から、先日のセンター試験を解いてみたっていうところまで、スゴイ幅広く世の中に食い込んでいて、そのパワーとモチベーションには関心させられます。
世間では嫌われ者の堀江さん、お嫌いですか?
真っ直ぐなところ、言い切るところ、甘ったれていない姿勢が、私は昔っから大好きです。
みんなによく思われない理由と、僕が好きな理由をちょろっと述べてみます。
ホリエモンが嫌われる理由は半分はムダが嫌いなズバッとした性格、半分はパフォーマンス
近鉄バッファローズ(現:オリックス)の買収騒動からはじまり、ニッポン放送株取得からのフジテレビ買収、そして選挙。その過剰ともいえる発言と露出で、瞬く間に時の人・時代の寵児になりました。
挑戦的でパフォーマンス要素もあったでしょう。自らが広告塔になっていたという部分もそれ相応にあって、堀江さん自身も悪い部分はあったな、と思う部分はあります。
世間ではカリスマと言われる反面、この辺りが年配の人には嫌われていました。
そして、更に多くの敵を作る事となったのがこの本でしょう。
逆に、若い層に好かれる理由もこれでしょう。
しかし、あの時は、やっぱりマスコミの切り貼り報道と虚偽の報道は、いけなかったと思います。最近は震災報道や秘密保護法とかでも、やっとマスコミのあり方が問われてきましたけどもね。
ホリエモンの出所後のイメージとビジネス展開の方向性がおもしろい
逮捕され、刑務所に収監されるちょっと前くらいから、ライブドア時代のようなガッチガチの一般的なビジネス展開をする印象がちょっとずつ薄れてきたのは気のせいでしょうか?
ア●ルトな業界だったり、2ちゃん系なんかにちょこちょこ話に出ていましたが、特に出所後はその要素が強くなってきたと思います。
獄中で知らない世界を見て、様々な種類の人間と話して、色んな本を読んだことで、堀江さんの視野が広がったんだなと思いました。こんな業界のことまで考えてるの?って、多々ありました。
この本で1番響いたのは、この言葉。
日本に生まれてきただけで、僕らは幸福。(ヒロユキ氏の言葉)(P.52)
どうしてあなたは檻の中にいるわけでもないのに、そんなに不自由なの?と問うてみたい。(P.243)
当然、アンチの人もいるだろう。堀江バッシングに熱心な人たちは、懲役を終えた後でも、たぶんいなくならない(P.242)
ほとんどの人間は成功する・しないか以前の問題で、ただ単に行動にできない、いや、していないだけです。
どんなビジネス書を読んでも書いてありますが、これほど強烈な印象として受けたことはありませんでした。
刑務所の中にいながら、人も動かせていたんですから、お金も稼ぐことができて、出てきた途端に構想していたビジネスを展開して行きました。これ以上説得力のある言葉はありません。
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上の最後の一文。
もちろん、堀江さんのことが嫌いだという人間はいなくならない、間違いなく。
しかし、最近のテレビ放送の内容、出版前から話題になっていた『ゼロ』、そして私は随分と嫌われイメージを払拭できたんじゃないかと思う。
レビュー数と高評価も半端ない。2時間で読めるほどグイグイ引き込まれて読んだ『ゼロ』。これはずっと家において、ときおり読みたい1冊。難しい言葉や言い回しもないし、テレビで放送されることしかしらないで堀江が嫌いとかいってるだけどひとは、ひとまず読んでおいて損はない。
知らないのにウダウダいうのは筋違い。ひとまず読んでから。
それでも嫌いならそれで良いと思うのです。
そんな、誰でも手が届きそうなポジションにいる堀江さん、とても親近感が沸きながら、今後の動向を楽しみにしています。
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