瀬戸内国際芸術祭『女木島』の作品を2時間ほどで見て男木島に到着。
この島は坂や階段が多い集落で、細くて急傾斜の斜面の道が入り組んでおり、まるで迷路のような路地ばかりです。その中に作品が点在していますが、そのような地形なので島内にバスはなく、徒歩が主な移動手段になっています。
自分の場合は10時20分の女木島発のフェリーでやってきましたが、それに乗ってこない観光客が多いこと多いこと!それにビックリしました。つまりは、その後の15時か17時の船に乗って男木島に向かうか、11時20分や13時20分のフェリーで高松に戻るしかないわけなので非常に勿体ないなぁ、と思った次第です。宿泊するなら別だけど。
▼こちらが自分が回った所要時間やフェリーの時刻表になります。赤字の所から本編になりますが、それ以前の前回の記事をご覧くださいませ。
8:00:高松 発 (航路⑨)
8:20:女木島 着(すぐにバスに乗って鬼が島洞窟へ→周遊)
9:05:帰りのバスに乗って港に着いたら周辺回る
10:20:女木島 出発(※→逃したら12:20分まで船ないです)
10:40: 男木島 →(周遊) ここからのお話になります!
13:00:男木島発 (15時・17時の高速船あり)
13:40:高松着 →(うどんツアー開始)
さて、瀬戸内国際芸術祭のブログ記事はまだまだ始まったばかりです。
ドンドンいってみましょう!
瀬戸内国際芸術祭の男木島の作品も所要時間数時間で全部見ることができる!
猫だらけだった猫の島ともいわれる『男木島』。今回もウキウキしてやってまいりました。その理由は冒頭でも説明した、あの入り組んだ路地の道が大好きなんですよね。^^
作品の配置などを考えて、この順番で作品を見て回ったので回りやすいかもしれませんので、瀬戸祭を楽しまれる方は手本的に使ってください。
053 男木島の魂/ジャウメ・プレンサ
男木島の港に到着して真っ先に目に入るのがこちら。
島の雰囲気とは異質な建造物があなたの心を魅了します。
ちゃんと写真を取れませんでしたが、周りにある池?に映し出されるそのフォルムが美しいです。そこをちゃんと撮影したかったなぁ。あとは船の上から見るとさらに違った姿に見えるのがナイスです。
057 カレードスコープ ブラック&ホワイト /川島猛とドリームフレンズ
2010年から取り組むプロジェクトの第3弾。前回は雑誌と鏡の面白アートでしたが、今回は作品の撮影データをシートプリントして床や壁、天井など家中に貼られています。
もうねなんだか目が回る感じ。
こちらは表にある大きな万華鏡にカメラのレンズをくっつけて撮影した写真です。
054 男木島 路地壁画プロジェクト wallalley/眞壁陸二
知り合いの知り合いの真壁さんの作品。島で集めた廃材をカラフルに仕上げました。前回もあって島のあちこちで見られる看板作品ですね。^^
058 アキノリウム/松本秋則
映像・影絵と音のオブジェです。その影絵のふわっとした感じと、風車?などが回るかすかで可憐な音というか、その風情が心地よかったです。
けども、2階に上るのは注意が必要です。。。
059 SEA VINE /高橋治希
こちらも長い間、男木島の人気作品。前回は待たされましたが今回は並ばずに見ることができました。
和室に波や風に見立てられた陶磁器が網目のように広がっており、非常に存在感がありますね。初めてみた時はうおお!ってなりました。
その陶磁器一つ一つに絵などが書いてあるので、細かなところまで見ると楽しい。
056 オンバ・ファクトリー/オンバ・ファクトリー
坂道や細い路地が多い男木島では、オンバ(乳母車)が必須品である。っていうことで、オンバ工場兼カフェスペースです。こちらは前回お茶しましたが、ここからの眺めは最高ですので時間がある方は是非!
プロデュースしたオンバとその所有者さんがリストになっているのが微笑ましかったです^^
061 オルガン/谷口智子
島の路地に望遠鏡などを組み込んだパイプを配管した体験型作品で、ここにあるパイプ同士だけでなく、この土地のしたの路地裏にあるパイプとも繋がっていて、糸電話もといパイプ電話のように話すことができちゃいます。子供は喜びそうです^^
062 記憶のボトル/栗真由美
島の人たちの思い出をボトルに封入した作品で、何気ないモノから、昔懐かしいものまで投入されてて、「あぁ!こんなのあったねー!」なんて昔の記憶がよみがえりました。なかなか好きなアート作品です。
060 自転-公転/リン・ティェンミャオ(林天苗)
古い日用品や道具など機能を失ったものを骨組でつなぎ合わせた造形物がクルクルと回転している野がなんとも不思議な感覚。鍋とか熊の置物とかなんでもぶちこんじゃってます・・^^;
ここにあるものは全部、この家に元々あったものを使って作られています。って係りの人がおっしゃってたんですが、人体模型の骨がすごい数ちりばめられてたんですが、その人体模型もこの家にあったの???(;一ω一)
全身の骨だと200以上あるじゃん…って思っちゃった医療従事者の私ですw
063 漆の家/漆の家プロジェクト
木造家屋を香川の伝統的な漆芸技法で改装。黒、白、赤、青など色彩豊かな香川漆芸の特徴に触れ、その奥深さが体感できます。ショップも併設しています。
064 部屋の中の部屋/大岩オスカール
こちらは新作。部屋の中に90度回転した部屋が出現。つまり、本来は畳の床であるはずの面が壁になっていたり、床の間が床にあったりと不思議な空間ができています。発想としては女木島の不在の存在と同じ感じで面白かったですね
068 男気プロジェクト/TEAM 男気
って作品ありましたか???見つからなかったんですが。。。
065 歩く方舟 山口啓介
この作品へ向かっていくと遠くから見えるんですが、そのチープな感じに・・・・
066 青空を夢見て レジーナ・シルベイラ
作者が島を訪れた際、強烈に感激した瀬戸内の青い空と光がイメージの源になって作られた作品。前回は中に入れたんだけどなぁ。もちょっと主張するものとかインパクトが欲しかった。残念。
055 ortable Light Keeper/イム・ミヌク、067昭和40年会男木学校 /昭和40年会は秋期間は公開されておりません。
瀬戸内国際芸術祭『男木島』コースまとめ
女木島と男木島はどちらが面白か?っていうと、前回は南果歩さんの人魚姫っていう劇があったのでその感動があって男木島の方が印象が強くて面白かったです。
しかし、今回はちょっと悩みますが個人的見解は女木島に軍配が上がるかなぁ、と。その理由は不在の存在の静寂でありながら、その発想を体感できるっていう所と、今回はめこんという作品を見ることができたのが大きいのです。まあ、好みですけどもね。
この後、直島や豊島にちょっとでも行きたくなる衝動にかられるんですが、向かっても観光する時間がないのでおとなしく高松に帰って港周辺の作品を見るか、優雅な海辺でデートするかした方がいいかなぁっと思います。
高松駅から歩いていけるうどん屋さんはかなりの軒数食べ歩いたので、今回はレンタカーを借りて車でいけるうどんやツアーを決行しました。高松グルメの参考にしてください。
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