高松旅行に来たらうどんを食べ比べしたい所なんですが、高松駅から歩いていける所は何軒も食べに行ったので、ちょっと別のお店に行きたいしなぁ~、どうしようかなぁっと迷っておりました。
それよりも難点だったのは、開店や閉店時間がちょっと困るパターンが多かったという所で、あそこのウドンぜってー食べてぇ!と思って調べると、すでに閉まっているっていうのが多いこと多いこと。残念でなりませんでした。
それで歩いて行かずにちょっと遠い所に行ってみよう!ということになりまして、香川県高松市周辺を車で巡るうどんツアー第1店舗目がこちらの『手打ち 宮武うどん』さんでございます。
場所は、時間帯や渋滞状況にもよりますが、高松駅から車で20分くらいの所でまあまあ近いかなと。
こちらは一度閉店されて、お弟子さんがその意思を受け継いで復活されたそうです。
この宮武うどんさんはですね、現在の香川県のうどんでは当たり前のとなった『ひやひや』、『あつあつ』、『ひやあつ』、『あつひや』というスタイルの発祥のお店でございます。
それって何なの???っていう方に説明すると、どれかを選ばなければならないお店があります。
- あつあつ:うどん自体が熱い・だし自体が熱い
- あつひや:うどん熱い・だし自体冷たい
- ひやあつ:うどん自体冷たい・だし自体熱い
- ひやひや:うどん自体熱い・だし自体熱い
高松の方はどのタイプのうどんを頼むことが多いんでしょうかね?そういや高松在住の友達にも聞いたことなかったですわ。
ただ、個人的にはひやあつとかあつひやとか、熱いおつゆの中に冷たいものを入れる、逆も然りで。そんな発想はやっぱりなくって、いや~・・・ぬるくなっちゃって美味しくないよって思うので頼んだことはありません。
でも、つけ麺でもこのスタイルもあるので世間一般では「あり」なんでしょう。
瀬戸内国際芸術祭で高松に到着したのが13時40分くらいで、そこからレンタカーを手配して向かいましたので、オーダーストップギリギリの到着でした。レンタル手続きをして14時半くらいに着いたはず。
それで、すんごいコシがあるうどんが大好きな私は迷わず、『だしかけうどん ひやひや(大)』を注文しました。相方は『だしかけうどん あつあつ(小)』。
その他、みんな大好きちくわ天と甘く煮た揚げ?を注文しました。
閉店間際過ぎて私達しかお客さんがいないのに嫌な顔せず対応してくれたスタッフの方々に感謝しつつ、届られるまでしばし待ちます。
来ました!ひやひやかけうどん!
お昼ごはんを食べてなかったので、もうガッツキタイがっつきたい!
やや不揃いに切られた麺。製麺機を使わず一本一本丁寧に包丁で切られた生地は、どこか、プロの仕事を物語っています。
色が薄めで澄んだおつゆがキレイです。腹減りにはこのビジュアルはヤバイ・・・
うあ~、ツヤツヤに輝いている麺。これを喉に通すのが待ち遠しい。
頂きます!
!!!!!!!
う・・・、美味い・・・。
ものすごく弾力があるコシ。『これぞ讃岐うどん』というほど強烈なインパクトです。
それに、不揃いに切断された麺ではありますが、その見た目のツヤツヤ感が優勢でつるっとスルスルッと喉を通っていく喉ごし。もちろん、冷たいおうどんでありますから、それに追い討ちをかけています。
そして、曲者なのは出汁つゆ。
つゆの薄い色と同様に高松市内で食べた中でも味の濃さは薄め。しかしながら、しっかりとダシが効いているのでそこまでの薄さは感じない。
恐らくカツオと昆布など複数出汁をとっている風味で、後味に一瞬ふわっと甘味を感じるのはこのダシの影響でしょう。でも、冷たいのでシャープでスッと消えます。
このスッと流れる麺の食感・喉ごしを殺さないダシつゆはかなりの曲者です。 この『麺×だし』の組み合わせは黄金コンビかもしれませんね。美味。
シンプルなお味のうどんをはさんで、甘く煮込まれたお揚げがこれまたうまし。交互に頂きました。
こちらが相方注文のあつあつのかけうどんとちくわ天。
『ひやひや』と『あつあつ』を食べ比べると、そのコシと味の違いにビックリする。
こちらがあつあつのアップの写真↓。その下がひやひやの写真。
上のアツアツの方が生地が膨張して?ふっくらしているのがよくわかります。
その見た目どおり、もちろんコシは落ちてしまいますがその分モッチリとしつつも、芯が残っている食感です。
だしは冷たいのと比べて、ファッと口中に広がってモチモチとした食感に合うように調合されておりました。こちらも美味しい。
美味しいけども、やっぱりコシが強い冷たいうどんの方が好きですね、完全に独断と偏見によるものですけども。
宮武うどんの営業時間・メニュー
- 営業時間/定休日:9:30~15:00(L/O14:30?玉売切れ次第終了)/水曜日
- 電話番号:087-886-0939
- 住所/アクセス:〒761-8044 香川県高松市円座町340
▼メニュー表
- だしかけ(あつあつ・あつひや・ひやあつ・ひやひや)
- つけめん(ゆだめ/ひやし/ざる)
- ぶっかけ
- 醤油うどん
- 各種天ぷら
あつあつ・ひやひや発祥の伝説の宮武うどんまとめ
ドライブうどんコース1発目からして、相当ヒットなお店になりました。ハードルを揚げてしまったなぁ~。
しかし、その手打ちの自家製麺といい、あのサービスといい相当レベル高いです。
毎年100件以上うどん屋ができて、100件以上が倒産していくという香川県のうどん市場で生き残っているわけですから、味とサービス両方とも良くないと長続きは難しいですよね。
川福本店級にツボに入るくらい美味しいお店になりましたけども、うどん屋さんを佝僂まで巡る旅はまだまだ続きます。
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