香川の旅行を数回重ねて、私は香川県、瀬戸内の地域が大好きになりました。
そして、瀬戸内国際芸術祭、夏期が開催中で盛り上がっていて、旅モード再燃中です。
いま、そこまで言って委員会で安藤忠雄氏が出て、直島や豊島について語っていました。
そこで、芸術作品は『アーティストと学生中心としたボランティアで作り上げています』、と仰っていて、4月に直島、豊島、小豆島をめぐっていたときに思ったことを再確認するとともに、ちょっと考えようによってはすごく良い事だな、と思ったことをあげてみます。
こえび隊なしでは成立しないほど、ボランティアさんが大活躍していたトリエンナーレ
3010年、動員数が30万人集まったら次もやる!
そして、93万人の来場者数で2013年の芸術祭が開催されました。
今回の動員数から、
瀬戸内国際芸術祭2016年も開催されるようです!
(※現地のスタッフから聞きましたので、決定ではないみたい)
そこで、こえび隊というボランティアサポーターさんが
たくさん活躍されていたことが、とても印象的でした。
このこえび隊の仕事・役割は
宣伝活動や運営、観光客の誘導、作品の製作や設地や撤去、
メンテナンスに至るまで多岐にわたります。
予算の関係もあって、彼らなしでは成立しないんじゃないかな?
と思うほど人数も多くいらっしゃって、テキパキと皆さん動かれていました。
そこでいろいろ思ったわけで。
こえび隊に参加していた方々はイキイキトしていた
旅行中、フェリーで並んでいるとき、受付のお兄さん、
誘導している方々に実際に話を聞きました。
『私、ボランティアなんです。めっちゃ楽しいです!』
『大変ですけど、充実しています!』
と、彼ら・彼女たちは目を輝かせて。
こえび隊に参加されている方の目的も人それぞれあると思います。
瀬戸内の地域が好きだとか多くが芸術に興味があって、
それに関わりたい、瀬戸内国際芸術祭に参加できる、
そんな意識から行動にでているんでしょうね。
私は瀬戸内の地域、芸術が好きだから、
なにか自分にやらせてもらえたら嬉しいな~っていう風に思っていました。
イキイキとボランティアされている彼らを旅行中ずっと見ていて、
なんだか目標を見失ったり、愚痴ばかり言っている自分を恥しく思い、
そして、うらやましく思いました。
意識を変えたい、自分磨きたい、生活に刺激がないという人は参加してもいいかも
参加の目的は何でもいいと思います。
しかし、今回テレビを見ていて思ったのは、
安藤氏が言っていた、『参加している何人かは意識が変わる』という所。
うむ、それは絶対にあるな。
核家族化を含めて、ネットの普及などで引きこもりが増えている現在、
共同することや協同することがなくなってきています。
会議やミーティングがない仕事、人と関わらない、刺激がない、
なんて人は何かを変えるために、何かを得るために参加するのも有りだと思いました。
私はクリエイティブなこと、面白いことを考えることが好きで芸術が大好きです。
そんな理由で芸術祭をめぐったわけですが、視点を変えて自分が参加すれば、自分の好きなことができて何か得るものがあるはず。
考えればボランティアに参加するメリットはたくさんある
- 芸術を堪能するだけ人は、自分が作る側になってしまう程、影響を受けるかも
- アーティスト側にいる人は、アイデアや更なる発展につながる
- 知らない土地、環境、違うタイプの人種の人と知り合える
- 友達や生涯付き合える人に出会える可能性がある
- したい仕事がないっていう人は、したい仕事がみつかるかも
- コミュニケーションや組織の一員としての役割を認識する機会になる
- 参加だけじゃなくて、安く作品も見れたりするじゃん… などなど
瀬戸内国際芸術祭サポーターこえび隊
こえび隊 (koebitai):Twitter
行ってみないと、やってみないと何があって
どんな出会いがあるのか分かりません。
実際、南果歩さんの劇があって見たんですが、その後
東京の劇団員の方とムチャクチャお話して、写真まで撮ってもらいました。
これも出会いです。
現地に行く費用などは負担しなければならなりませんが、宿泊費などは用意してもらえるようなので、学生さんは夏休みや春休みなどを利用してみるといいかもしれないですね。
私も鑑賞するってい観点からしか見ていなかったですが、
見るだけでなくて、これで参加すればいろいろ得るものがあるはずです。
実際にスタッフの方とお話しましたが、瀬戸内に影響を受けて好きになって
ベネッセで働きたいと思って、私の地元、三重からベネッセに就職された方がいました。
もちろん、上記のメリットは、このボランティアに限ったことではありませんが、
日常と異なること、守備範囲外の事に手を出す事に意義があると思います。
おし、ちょっと考えてみよう。
コメント