元々ネガティブ思考で、行動に起こすことに臆病だった私がポジティブになれた考え方が、本書でもいくつも書かれています。
毎日暗い顔をして生活している、疲れが取れない、自分には能力や才能がない、なんて思っているのも思い込みだったりしませんか?
楽しいことや幸せはその辺に転がっていて、気が付いていないだけかもしれません。好きなことを武器に、視点を変えて鳥渡だけ動く勇気を出してみましょう。
本は10冊同時に読め!本を読まない人はサルである!/成毛 眞
あなたにとっての幸せはなんですか? 安定した生活をおくるのも幸せ、スリリングに生きていくのも幸せなのだ
「生きた証」を残せなければアリと変わらない。50年後も自分のひ孫に名前を覚えてもらえるような生き方をしているだろうか。(P.40~41)
人生は遊ぶためにあり、仕事も道楽の1つである。(P.43)
とくに今の時代は、 10年後にはどうなっているか誰にもわからないような時代である。コツコツ真面目に働いたところで、出世できるという保証などはどこにもない。(P.44)
多くの人は子供のため、家庭のために一生懸命働いています。
自分以外の人のためにお金を稼いで安定した生活を営んでいくわけです。
当たり前といえば当たり前なことですが、何十年と続けていくということは途方もない我慢や苦労が伴ってきます。
しかし、毎日がストレスの連続で休んでも疲れが取れない、知人と遊んでいても仕事の愚痴ばかり言っているようでは、とても幸せな生活を送っているとは言い切れません。
そんな状態でこの先ずっと生活していくのであれば、子供やひ孫に自分の名前を覚えてもらうどころか、周りの友達にも大きな声で言えるような生活ではありません。
理不尽なことも多い社会ですが、生を受けた以上は、おもしろおかしく笑顔でいられる生活をおくることができるようにしたいと強く思っています。
それはこのブログの趣旨でもあります。
運営者プロフィールとブログの趣旨など | 笑来
それは仕事をがんばれとか、起業するべきだ!なんてことではありません。
- ある程度の貯蓄ができて安心できるのもひとつの要素
- 趣味や友達とわいわいやっているのもひとつの要素
- うまいものを毎日食べらるというのも幸せのひとつの要素
- 会社を起こすというのもひとつの要素
- 職場の雰囲気が良い環境もひとつの要素
このように笑顔でいられる生活なんて人それぞれ違うからです。
嫌な仕事をうまくこなすための考え方
人生は一度きりにだ。目先の事象にとらわれて損得を計算するよりも、いかに人生を遊びつくすかを考えた方が楽しいに決まってる。笑って過ごすのも一生、泣いて過ごすのも一生。
どちらにせよ、自分の人生に責任を持てるのは自分だけなのだ。(P.46)
何事も遊びと考えればストレスは溜まりません。仕事もスキルアップできる、勉強になる要素は必ずあり、学ぶ喜びがあると思えば気が楽です。
「遊び心」という言葉がありますが、その発想は物事を継続していく上では非常に重要なことになります。ちょっと次元は違いますが、そんな私は、嫌な仕事に学びと遊びの要素を組み入れてやり過ごしてました。
職場では挨拶もしない、仕事もしない職員がいて、毎日ほんっとうにイライラして嫌々、毎日毎日仕事をしていました。
そんな環境で働いていましたが、視点を変えて遊んで見ることにしてみました。
自分の中でゲームをすることに。
その人は一切挨拶をしてくれませんでしたが、
「絶対に、向こうが挨拶するまで挨拶し続けたる!挨拶させたら、俺の勝ちや!」
そして、もうひとつ。
「向こうから仕事の質問をさせたる!仕事のお願いをさせたる!」
ってな具合で、来る日も来る日も大きな声で挨拶をし、そして自分の仕事の正確性と役割をドンドンと広げ続けました。
そうして、数カ月後。
言葉は悪いですが、挨拶をさせることにも向こうから仕事のお願いをさせることにも成功し、 「おっしゃ!わしの勝ちや!」 なんて心の中で思っていました。
マイナスの側面も視点を変えれば、プラスに転じます。
嫌な仕事でも見方を変えれば、反面教師でこんな人になりたくないから僕はこうしていこうとか、組織のまとめ方はこうした方がいいとか、愚痴っているだけ行動に移さなければ得られるものは何もありません。
視点を変える、最終的には自分次第。 これも私の座右の銘です。
アイデアとブランディング次第で成功できる世の中
会社であくせく働くのがイヤになって独立するのはいいが、コンビニやファストフード店のオーナーになったり、メーカーが作ったものを売る小売店を開いたりしたところで、支配されていることに変わりはない。それは独立ではなく、新たな支配者の傘下に入っただけである。
他の人が思いつかないようなビジネスをして、他の人がマネできない生き方をしてこそ、自分の人生を生きているのではないか。(P.51)
上記でも触れましたが、私はビジネスをすることを勧めているわけではありません。
ただし、やるのであれば、やはりオリジナリティ溢れブランディングされていなければ、いずれは淘汰されると思います。
アフィリエイトをはじめ、電子書籍の出版、顔面広告やミニスカートを履いた女性の太ももに広告を貼ることで広告収入を得るビジネス、拾ってきた石を売るなど、昔では考えられなかったようなビジネスで成功を収めることが可能です。
現在の政治や先の見えない経済状況、給料は増えないのに税金が上がり続ける現在、他者に依存しない生き方や手法は、アイデア次第なんだと最近、つくづくそう思います。
ゼネラリストよりもスペシャリストという考えはもう古い!これからはスペシャリスト兼ゼネラリストが必要
知識や情報で頭でっかちになっているのは、おおいに結構。あとその生かし方を工夫して経験を積めばいいだけである。(P.59)
問題なのは、生活情報や芸能人の情報で頭でっかちになっている人種である。(省略)・・・100円ショップで買ってきた材料でオリジナルの収納物をつくり、家中のあきスペースを有効活用していると自慢している主婦もいる。
こういう女性が未来を担う子供育てているのだと思うと、ぞっとする。
そんなくだらない情報で頭を使っていれば、将来の確実に「庶民」の道を進むことになるだろう。狭い家のどこに収納スペースを作ろうかと考えるより、なぜ狭い家に住まなければならないのかを考えるべきである。(P.59-60)また、学校で教える知識も必要のない知識である。(省略)それよりも、挫折や絶望した時に、 どう立ち直ればいいのかを知るほうがよほど大切だろう。人間関係で悩んだとき、自己嫌悪に陥ってしまったとき、どこに解決の糸口があるのか探る力を身に付ける方が、よほど生きていく上で役に立つ。(P.60-61)
ここは意表を突かれた発想でした。
「専門バカではダメだ! 」
「学校教育もないよりはあった方がアイデアの基や財産になる! 」
「人より得意分野があれば強みになる!」
と思っていましたが、あとは方向付けをするキッカケがなければ宝の持ち腐れで、それができれば化ける逸材になるということなんですね。
私自身はどちらかというと、ここに書かれているタイプの人間ですが、そうならないように発想自体を変えることができるように、本書を読んで以降はいろんなジャンルの本を読んでいます。
そして、読んで満足していてはいけません。実行です。ちょっとしたことからでいいので、動かなければ始まらないからです。
ただ、フォローをしておくと私は狭い家に住んでいて、収納好きなんですが狭い家に住んでいることよりも収納自体を考えていること自体が楽しいんです^^;
が、上記の発想はなかったです、さすが。
『年収1億円か年収100万円に分かれて中間層が減る』という柳井ユニクロ社長の意見は正しい
質を求めるのであれば、高いお金を出してとことん質の良さを堪能すべきだし、安いものはコストパフォーマンスが良ければ問題ないだろう。その中間では、質も安さもどちらも手に入らないのではないか。
お金を大胆に使えない人は、大胆な決断などできない。(P.67)
これは読書についてもいえることだ。本を読むなら大量に読む、読まないのなら全く読まない、このくらい極端なほうがいい。
本を全く読まなければ、自分以外の人がどんなふうに生きているのか、どんなことを考えているのかなど、知ることもないだろう。充実した人生を送ることはできないだろうが、そのことにすら気づかないので悩むこともない。(P.67-68)
ちょっと前に物議を読んでいたユニクロの社長、柳井さんの『年収1億円か年収100万円に分かれて、中間層が減っていく』という内容の記事は、例えが極端だけど、概ね的を得ている発言だと思います。
給料は上がらないけども、取られる税金や物価の上昇により、日々の生活は苦しくなる一方です。
そこで、旦那さんの給料を削ったり、過剰な節約をしていかないと・・・と思っている方が多いと思いますが、私はそれよりも、よりお金をもうちょっとだけ増やすようにした方が幸せへの近道と思うのです。
節約は大事ですが、正直なところ大きな貯金もできませんし、働きに出ていなければずっと自宅に篭りがちになります。そして、遊べない、お金がないっていう不満を旦那さんにぶつけるっていう図式になっちゃったりします。
それであれば、上記で述べたようにパートやアルバイト、小規模ビジネスの形で少しのお金を稼ぐなどで行動的である方が学ぶものも多いですし、子育てや将来に不安を覚えたりすることもなく、良好な夫婦関係を築けると思うのです。
それをすることによって、新しい出会い、自分の知らない世界の人と接触し、新しいことが学べて楽しいことが舞い込む可能性を秘めているからです。
本は10冊同時に読め!のまとめ その2
私はサラリーマンで働きながら、スモールビジネスで独立しました。
それによっていろんな分野の方に出会い、今まで知らなかったことを知るきっかけとなっています。そして、本当に小規模ながら家計の足しになっていますし、何より何事にも楽しみを組み込んで生活できるようになり、生活の、いや気持ちのゆとりができています。
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