早いもので、もうすぐ年末です。
荷物の整理、引越し準備を兼ねて掃除をしていて出てきた本を読み返していました。snbitdm-wlc
自己啓発本というよりは、日常的によくある話の中で、間違った解釈をしてしまっている人におススメの本です。
特に文章表現、イラストともに女性にも読みやすい、と思ったのでご紹介します。
プラス思考の力
物事をうまくいかせる秘訣、それは一言で言うと、「プラス思考」なのです。
(中略)
ありふれた言葉が出てきてがっかりした方は、「プラス思考」の持つ力の本当の強さ、まだ知らない方だと思います。
(中略)
「そりゃあ、マイナスよりプラスの方が決まってるじゃない」なんて、そんな簡単になことを言っているのではありません。
もっともっと奥の深いこと、本物の「プラス思考」こそ自分の望みを実現させる決め手であり、自分の周りに起こる事柄を、させることができる、ものすごい方法なのです。
(P.16-17)
いつも良い方へ良い方へ考えるタイプの方の環境を見てみると、不思議と良い人、いいものが飛び込んできています。なにより、いい顔をしています。
このようにいいことを考えていると、雰囲気だけではなくて体内でも変化が起こります。大脳からそのようなホルモンが分泌されるようになるからという科学的根拠があります。甲状腺刺激ホルモンや快感などをもたらせてくれる脳内のドーパミンといわれるホルモンたちです。
いわゆる「アドレナリンが出てきた」と、日常会話のあれです。
これをどうやって作ればいいのか?という課題を解決するのは簡単で、プラス思考で気持ちの良い生活を送れば、自然に作られて幸せな気持ちに慣れるわけです。
プラス思考を日常生活で作ろう
マイナス試思考を改善するには、具体的には、このようにして自分をプラス思考に持っていきましょう。
- 日常生活の小さなことにイライラしたり、文句を言ったりしない。
- いつも笑顔で過ごす。
- 家族や友人、身近な人々と円満に過ごす
- 周りの人に寛大なる、思いやる、親切にする
- その時、目の前にあることに全力を尽くす
- 自分の行いをよくする
自分の行いを振り返る特別なことをしなくても、自分の中の小さな心構え、人に優しく穏やかになろうという意識、これがプラスのパワーを作るのです。
(P.26-29)
喧嘩ばかりをしている兄弟や嫁・姑の間で、ちょっとだけいい方向へ持っていけるように一緒に買い物に行ったり、食事をしてみると言うのもいいでしょう。
いきなりこんなことをするのが難しかったら、ちょっとしたことので少し改善していくのです。
例えば、日ごろ使っている汚い言葉遣いに気をつける、普段は散らかっている部屋だけど掃除をする、身の回りをきれいにする、人の悪口を言うのをやめるとかだったら、いつでもどこでもできますよね?
自分の中で言えば、人に対してだけでなく自分が悪いんだと思ったりせず、自分を認めてあげましょう。
そうすると上のホルモンも分泌されて、ストレスフリーな生活で心身ともに健康でいることができるはずです。
マイナス思考を変えてプラス思考へ
意外とマイナス要素として自覚されていないのは、人の心の中にある「心配」や「不安」な気持ちです。
(中略)
「解決するために考える件うまく解決するだろうかと心配する」
実は、これが問題解決からどんどん遠のいているのです。「心配」というのは、悪い方へ悪い方へ考えてしまうもので、明るく建設的に考えるものではありませんよね。
心配すればするほど、「ああなったらどうしよう、こうなっちゃったらやだなあ」と、次々に新しい不安が止まりやすくなります。まだ起きてもいないことを勝手に心配するほど、意味のないことありません。
(P.32)
不安や心配は誰にでもあります。私にもあります。
心配するのが駄目なわけではありません。
不安や心配があるからこそ、しっかり準備をして生活を守る、身を守る、スキルアップする精神が生まれます。
しかし、それが行きすぎた場合、時としてマイナスの方向へ導いてしまいます。
ようは程度の問題です。
不安がっていても、現状は何も変わらないどころかマイナス思考はマイナスの方へと流れていきます。
社会的に成功する人が社会的条件がいいのではない
まわりから見てうらましい人たちは、一言で言うと精神レベルが高いのです。(P.84)
(中略)
物理的にも恵まれている人たちが、行いよく、人に対して親切だと、「あれだけ揃っている環境があれば、人に親切にする気も起こるよ」と、またも愚痴っぽい捉え方をする人がいますが、全く逆です。
行いがよいから、 三拍子もそろった状況なのです。そろっているから精神レベル上げられたのではなくて、精神レベルが高いから、いろいろな幸せな状況が後からついてきたのです。
(P.90)
経済的地位が高いだけでなく、恋愛、交友関係全部を見ても尊敬できるっていう、公私共に素敵な人っていませんか?
それは性別や職業、年齢に限らず、回りに人が集まってくるタイプの人たちです。
「なんとかなるさぁ~」っていう発想の方が多いですが、「何ともならない」と思ってしまう人に共通していえることは、上記の無駄な心配をしている傾向が強いタイプになってくるわけです。
社会的に成功しているから、人としての条件がいいのではなく、
人としての条件がいいから、社会的に成功するのです。
類は友を呼ぶ法則
例えば友達に裏切られた経験がある人は、自分の中にもその要素があるのです。性格のいい思いやりのある友達に囲まれている人は、本人がそうだからです。
だから、「友達をみれば、その人がだいたいわかる」ということになるのです。正に「類は友を呼ぶ」のです。いい友達をつくりたいと思ったら、まず自分がそうなるしかありません。
(P.98)
腹を立てる事柄を比べても、レベルの高い人と低い人同士の話は噛み合いません。
レベルの人低い人は、小さなことに対してすぐ腹を立てます。
(P.133)
よく類は友を呼ぶといいますが、その通りです。
学校や会社の友達をみると、どこか共通する部分があるので繋がりあっています。
経済的に同じレベル、服装が似ている、性格がそっくり、質は違えど同じ輪の中で、同じレベル同士の人がリンクしあいます。
喧嘩っ早い人には、喧嘩っ早い人が集まります。
愚痴ばかり言っている人には、愚痴る人間があつまりコミュニティをつくります。
向上心のない環境では、向上心のない人が集まります。
よく考えれば、今の自分・過去の自分、職場環境などの周りを振り返ってみると思いあたるところがあるはずです。
このような環境で満足いかないといっている人は、この同じ輪の中にあなたがいることになります。
逆に
旅行好きな人には、旅行好きのコミュニティが生まれます。
社会的に成功をおさめて年収が1億円の人の周りには、同じ経済レベルの交友関係が生まれます。
大きな声で笑って飲んでする人には、そのような人が集まります。
このように類は友を呼ぶのです。
今の環境が嫌だ、あの人と関わりたくない、マイナスグループから抜けたいというのであれば、それは簡単です。
今の自分のレベルが低いので、自分が上のレベルの人間になればいいだけです。
自分のレベルが上がって相手とのレベルが違う段階に来ると、自然と関係を切りたいと思っている人から遠のいていきます。
考え方や価値観、外観に至るまで、自分が変わって共通する部分の質を変えることで、分かり合える仲間の質も変わるわけです。
環境が変わることが不安になったりするものですが、居心地のいい場所から違う場所に自分を置いてみませんか?
先のことは誰にも予想はできないものなので、その不安も余分な心配なのです。
あなたは絶対運がいいんです、日本に生まれただけでうんがいいんです。
心配なこと、億劫なこと、怖くて避けていること、厄介ごとを避けずに、一度ちょっとの勇気、 いや、勢いを付けて何かを変えてみよう。
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