観葉植物を枯らしてしまう原因と対処方法について。初心者さん~育てるのにまだ慣れていない人向けに、一般的なことだけでなく本やネットで書いていない注意点なんかを解説してみました。
それらの情報はどれも同じ内容ですが、実際に育てるのとは違う場合があります。
植物を育てる楽しさ、難しさ、観察して世話をして成長していく楽しさを、是非とも知って欲しくて植物ブログネタを更新している次第です。
植物を育てるのに向いている人の性格分析
それで、まず観葉植物を育てるのに適していない性格分析をしてみました。相反する内容ですが、こんな人は向いていない場合が多いです。
- ずぼらで適当な人
- 神経質で几帳面な人
- 植物をインテリアとしてしか見ていない人
が、やるな!っていう話ではなくて注意して、是非ともやってくださいよ!っていう話です。
ずぼらで雑だともちろん、お水も日光も気にせず放置状態になってしまいます。逆にキッチリとしすぎている性格だと、水も肥料もやりすぎたりしてしまう場合があり、植物を弱らせてしまう原因となります。(私がこれでした。)
また、それ以外に、初心者さんに著明に現れる意識として問題なのは、観葉植物をインテリアとしてしかみていない人が多いっていう所です。
もちろん、皆さん全員にいえることではありませんが、先日こんなことがありました。
「観葉植物の育てる方法ってわかる?」と先日知人数人に聞いてみると、「適当に水やって、栄養剤あげていればいいでしょっ。」っというのが、その場にいた全員の答えでした。。。残念。。
案の定、その知人は植物はお洒落なので部屋におきたいけど全部枯らしてしまったので、造花ならぬ作り物の植物をおいているそうな。
やらなさすぎじゃなくて、水やりしすぎても枯れる!土を見てタイミングを見極めるよう!
現在、育てているのはガジュマル4つ、青年の木(ユッカ)、幸福の木(ドラセナ)、アイビー、バジル・タイムやエンドウやシソなどプランターお野菜たちです。
ちょっと今年にダメージを負ってしまったものがあり、現在も原因究明のための観察中ですがやっぱりこれが原因と思われます。
観葉植物の失敗の多くは水やりが原因です。 基本的に適正な水を与えていれば、元気はなくなることはあっても枯れることはありません。
じゃあ、どんな場合かっていうのを書いてみますよ。
水やりのしすぎ
夏の水やりは毎日行うと本やサイトに記載されているのがほとんどですが、特に室内で育てているのであれば毎日水をやるのは過剰な場合が多いです。
初心者に多い水やりの失敗は、やはりこれ。
買ったばかりだと成長が楽しみで世話しまくってしまいます。で、水をあげすぎてしまう傾向が強くなるので、結果的に失敗してしまいます。
水やりで駄目にしちゃうというと水不足と思われがちですが、植物を始めて育てる・まだ慣れていない場合は、逆に与えすぎで根腐れしてしまう場合が多いです。 動物と同じで呼吸できずに酸欠になって根っこが腐ってしまうわけです。
対処方法については以下で。
ちなみに、どれだけやっても水しみこむのが遅い・鉢底から水が出てこないという場合は、根っこが張り巡らされていたり土が古くて塊になってしまっている場合が多いので、その場合は植え替えの検討が必要です。
水不足も理由になるよ
反対に水不足によることも念頭に起きましょう。
品種によっても異なりますが、水やりのイメージは『土を洗うように水をやる・根を洗うように水をやる』と言われていますので、たっぷりとあげましょう。
表面だけに中途半端にあげていると土の中に決まった水の流れ道ができてしまい、水が全体に行き渡らない通路ができてしまいます。鉢底から水が流れでない程度の少ない水の量のでは、土に水が蓄えられてたまっている状態なので、根っこが酸欠状態になっているといえます。 最終的に根ぐされして死んでしまいます。
解決方法
上のように、相反することが失敗の原因となるので、その見極めが難しいです。
その解決策としては、やっぱり何日に1回あげるといった機械的にやるよりも、土の渇きの状態を見ながらやるのが1番です。季節によっても変わりますが、土の表面が白く乾いて、私の場合はそこからちょっと表面の土をのけて中が湿っているのか確認して水やりをしています。
置く場所にもよりますが、夏場に屋外に置いているものは1~2日に1回程度、カラカラになってしまう土地柄・環境では1日2回くらいでもいいかも。ベストなタイミングは午前8時と午後5~6時くらいでしょうか。
室内だと2~3日に1回程度です。冬は根の成長が止まるので、多くて2~3日に1回、週1くらいでも充分です。月1回でも枯れない種類が多いです。
家では1部屋に最低1つは観葉植物を置いていて、トイレにもおいています。ここは日陰で風通しがいいので1週間以上あげなくても湿っています。
あくまで自分の場合ですので、必ずご自身で確認してください。
日光の当てすぎと温度に注意!!葉っぱの先がかれる原因はこれだ!
日照条件は最も大切な要因です。
観葉植物は耐陰性のあるものがありますが、日光が不足すると株が弱くなって葉っぱが黄ばんで落ちてしまうことがあります。
夏場は日光に当てるとすごく育成しますが、過剰だと乾燥して痛めてしまう事もあります。基本的には本が読める程度の明るさがあれば多くの植物は枯れないので、カーテンやすだれ越しの半日陰といわれる程度の光を当てるくらいがいいでしょう。
ベランダに置く場合は、以下の項目と関わりますが、すのこや棚の上において、床から離すことで地熱を遮断し、風通しをよくするほうが吉。
特に室内で要注意!!!温度・湿度・風なしは意外な落とし穴
観葉植物のほとんどは熱帯地方で、多くは高温多湿を好みます。
日本の夏は高温多湿となるので、植物にとっては良い環境といえます。ただし、1番気をつけたいが夏場に閉め切った部屋などでの高温多湿、風が全くない所に置きっぱなしにすることです。
夏の室内は室温40度以上となることも少なくなく、さらに湿気ムンムンで風通しゼロという事も多いでしょう。これだと確実に植物にダメージがいきます。
1人暮らしで帰宅が遅い、マンション・アパートの最上階は要注意です(太陽の熱が1番きつい部屋になるため)。以外に多い失敗例はこれでしょう、私もこれでした。
また、夏はクーラーで冷房ガンガンになるので、温度・湿度が低下しすぎてしまいます。霧吹きなどで葉に水をかけて湿度不足にならないようにする必要があります。冷風が直で当たるのもよくありません。
冬は暖房器具をつけるので温度は保たれていますが、夜間は電源切ってしまうので温度が低下してしまいます、特に窓際。この寒暖の差や極端に温度が低下する環境では注意が必要。また、温風が直接当たらないように。
以外に無視されがちなのは、風などの涼しい環境です。
日中の暑い時間帯でも室内に人がいるのであれば、人の動きによって多少なりとも風の流れが起こります。が、一人暮らしや日中留守にしがちにする家では、風が起こらないので蒸し風呂サウナ状態になります。
本体に風が直接あたることも大事ですが、風によって土に新鮮な酸素が供給されます。上記で説明した水やりも、古い酸素を追い出して、新しい酸素を取り入れる要素があるので、想像しているよりも風による影響は大きいです。
これが植物を弱らせる原因となる場合があって花屋さんでよく観察してみると、日中は常に扇風機が回っているお店もよく見かけるのは、こういう理由からです。
また、自宅のトイレで日陰になっている場所で育てているカジュマルは、成長は激しくないですが、風通しがムチャクチャいいので1番トラブルなく育っています^^
●対処の方法
どうしても締め切ってしまう場合は、換気扇をつけてたり、夏は扇風機を回して出かけていました。
植物を枯らす原因と管理ポイントまとめ
- ずぼらな人と神経質な人の両方が枯らせてしまいやすい。適度に適当が一番
- まずは植物の最適な環境を調べよう
- 水やりし過ぎも、やらなさすぎも駄目なので見極めが必要
- 日に当ててたらそれで良い!は間違い
- 締め切った部屋は最悪の環境(湿度・温度・風)
植物がひとつ部屋にあるだけで、雰囲気がずいぶん変わります。
新芽が出てきた時なんかはいつまで経ってもうお~~~!って感動してしまうので、これまた病み付きです。観賞用じゃなくって、野菜を育てるのも面白いし食べられるのでお得!これもおススメです^^
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