【書評】『書くのがしんどい』は堪らなく読みやすい。書くのが進まないブロガー向けの本と思うんだ(著者:竹村俊助 氏)

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  • ブログを書こうと思ってもキーボードが打てない・進まない理由がわからない
  • 書きたいことは山ほどあるし、ライティングの本も読み漁ったのに、キーボードを打ち続けることができない
  • ブログ記事を2000記事以上書いてきたのに、書くのがしんどい。書けないんだよ、マジで

そんな大スランプ状態におちいっている現在、私の目の前にツイッター経由で飛び込んできたのがこちらの『書くのがしんどい(編集者 竹村俊助)』。

私の場合、なんとなくブログが書けない原因が予測できていても、この本のように文字で可視化されて初めて気がつくことが多くあり、非常に参考になったというのが率直な感想です。

 

小難しくなくって直球でシンプル、スーッと頭に入ってくる感じ。
だから、非常に大きなインパクトがありました。

「ブログを書くのが好きで日課だったのにスピードが落ちた、書けなくなった。その原因が自分でもわからない…。」

 

そんな同じ境遇の方、ブロガーやライターを目指している方で大スランプ状態の人にぜひとも読んでももらいたい一冊です。

書くのがしんどいを読んだ方がいい人は、書き殴りたいけど進まないブロガー・インターネット関連ライター

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で、もっと具体的に!わかりやすくというと、こちらの方向けの書籍と判断しました。

  • ウェブライターなど、ネット関係の媒体で文章を書くことを本業や副業にしたい方
  • ツイッターやフェイスブックなどのSNSで影響力のある人になりたい(インフルエンサーになりたい)
  • ブロガー有名になる・お金稼ぐことを目的にしたい人

どちらかというとWEB・インターネット関連向けのノウハウや解決策や対応方法が書かれているので、小説などの作家や新聞のニュース記事のライター職向けではないかな、という印象です

 

その理由は、身近な出来事やSNS黄金時代の「書く技術」といったことを主体としており、長文で読ませる本当の作家、事実をわかりやすく伝えるライター志望の方には必要はない、または少し的外れだからです。

アフィリエイトは文章を書くという観点では同じですが、マーケター要素が強いのでやや対象外と思います。よって、対象外にしました。

 

本書『書くのがしんどい』のもくじはこのような構成になっていて、これだけ見ても『自分が文章を書けない理由・原因が何なのか?どこなのか?』というにことに、ハッと気が付かせてくれるくらいパンチ力ありました。

  1. 書くことがなくてしんどい
    ――書く以前の「取材」と「思考法」
  2. 伝わらなくてしんどい
    ――「わかりやすい文章」の基本
  3. 読まれなくてしんどい
    ――文章を「たくさんの人に届ける」方法
  4. つまらなくてしんどい
    ――商品になる「おもしろい文章」はこうつくる
  5. 続かなくてしんどい
    ――書くことを「習慣」にする方法
  6. 書けば人生は変わる
    ――「しんどい」の先にある新たな自分

各章ごとに上記の1~5章の『書くのがしんどい理由と解決方法』を50冊以上を手掛けてきた編集者の竹村俊助氏が解説されています。(6章は、それを実践すると自分はどのような武器を身につけることができて、どのようなメリットがあるのか?ということが書かれています)

 

上記の各章のタイトルを見るだけでも、自分が読みたい書籍なのか?、必要なことが書いてあるのか判断できるはずですけども、さらにその小見出しを見ると更に自分がかけない原因がわかりやすいです

 

そこで、竹村俊助氏のツイートを引用して、その小見出しまでをご覧ください。超読みたくなりますよ。

それくらい必読のもくじの章と小見出し。

ちょっと見てみると「ここの部分、、、気になる…」というところがあったんではないでしょうか。

 

もくじを読むだけで一冊読んだと言っちゃう読書家さんが大勢いるように、こちらのもくじを読むだけで内容が想像できるし、脳裏にバー!っと自分の欠点が連想できます。

 

自分はめちゃくちゃできましたし反省しました。

それでやる気がドン!と上がったので、早速これを書いていて、早速、Google・Yahooの順位を気にしないで書きつづる別のブログを立ち上げました!

それくらい意識変わりました。

「書くのがしんどい」を読んだ感想は、誰でもわかりやすい例と言葉選びで理解しやすいこと!

まず最初に、LINEやメールなどの日常のメッセージのやり取りは問題なくできるのに、いざブログなどの文章を書くとなると、書けなくなってしまうのはなぜなのか???という、身近な部分に焦点を当てている所がグッド。

 

あ~それね~…、みたいな。

その原因は、ライティング技術やスキルではなく、書くことに対する柔軟性のない固まった考え方や気持ち、つまりメンタルにあるということを訴えていらっしゃいます。

 

だから、ブログでいうと構成や検索結果に引っかかりやすいキーワードなんか、何も気にせずとりあえず四の五の言ってないで書き殴ってみようぜっていうこと。

 

できがイマイチなら後から修正して完成度を高めていったらいいじゃない?最初から完璧を目指さなくていいよという具合の内容です。

 

とてもグサグサくる引用の一例。

実はぼくは、好奇心が旺盛なほうではありません。日常のことには関心があったり、ささいなことが気になったりはしますが、いろんば分野の本を読み漁るなどということはありません。

(中略)

そこまで好奇心がないので、好奇心がない人の気持ちもわかります。だからつねに「好奇心がない自分ですらよみたくなるもの」を書こうとしているのです。

「みんな興味あるでしょ?」というスタンスで書かれた文章は読まれません。

文章を多くの人に読んでもらうためには、好奇心がない人にも届けなければいけない。常にそこを忘れないようにしましょう。(P137)

読み進めていくとこのように少し奥行きのある内容になってきます。

オラオラと売り込まれる文章とかだと、うさん臭くなっちゃいますし何より面白くない。

自分の場合だと、ビール飲みながら(´Д` )イェァ スンスンスンスーンとか鼻歌まじりで書いた文章とかのがバズって読まれてたりする経験があるので、ある程度の構成とざっくりと親近感が湧くような文章の方が面白い文になります。

 

書き手が「書きたいこと」と、読み手が「読みたいこと」はたいていズレています。

(中略)

「著者が書きたいこと」を提案するのではなくて、「著者が書きたいことと読者が読みたいこと」の2つが重なる部分を見つけて提案することでした。「書きたいことと読みたいことのすり合わせ」をするわけです。(P138)

ブログやアフィリエイトをしている人なら特に思い当たる節がある人が多いのではないでしょうか。検索意図がズレているっていうアレです。

特にこのブログのようにジャンルが極めてバラバラで、ターゲット・属性を一切絞らずに書いているブロガーさんに多いです。(当方もでございますけどもw)

記事を書いていて、一般的には関係ありそうな内容でも、よーく考えて考察してみると、ユーザーが求めている情報が大きく乖離している場合があります。SEOでいうと、検索意図がズレている、といいましょうか。

わかりやすく言うと、自己中心的な文章なのに、それに気づかずに更新してしまっているということです。

まとめ

私自身が、最後の章の『書けば人生は変わる』というタイトルにとても共感できた人間のひとりです。

ブログで文章を書くことで、退屈な毎日と感じている日常生活でもアンテナを張り巡らせる習慣がついて、日々を振り返るようになりましたし、サラリーマンとは別の仕事を持つことができました。

興味を持った方は、ぜひ読んでくださいね。

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