先週の日経新聞電子版の報道を皮切りに、ヤフーニュースやまとめサイトなどで話題になりました。その情報とはこういうこと。
『ミスタードーナツ、店舗をテコ入れ。100円セール終了も』
というものでした。
確かにこの2ヶ月ほど、ほぼ隔週で行われていた100円セールが、月1回の108円セールになっていたのでその気配はありました。
それ以外に記憶にない方が殆どだと思いますが、それ以前に108円セールを単発で行っていました。多分、それで売り上げのデータを取っていたんでしょう。
さて、今回のニュースを要約してまとめるこういうことになります。
ミスタードーナツは100円セールじゃなくて、改装して108円セールになるの?
- 全店で値下げや一斉に100円セールがなくなるわけではない
- 1300店舗のうち1000店舗を改装予定(年間200店舗予定)
- 改装が終わっているのは現在12店舗(この店舗はセールなし)
- 改装は住宅街では広いカフェのような空間をつくる
- ガラス越しで作っている所をアピールできるオープンキッチンを採用
- 改装後の店舗では100円セールやおまけはなく、主力製品は値下げ(ポン・デ・リング、オールドファッション、フレンチクルーラーの主力製品が安くなる対象)
- よって店舗によってはドーナツの値段が違ってくることもありえる
- あくまで予定なので変更される可能性もある
このような背景には売り上げの伸び悩みに加えて、ファミマ、セブンイレブンなどのコンビニ大手がドーナツを一斉販売によるあおりだいわれています。
確かに100円セールの時しか買わないっていう人も多いでしょう。私はセールの時は家に持ち帰りますが、日常的にミスドの各店舗を頻繁に利用ていますけども。
結構いいですよ、セール以外でコーヒー飲みながら読書したり勉強したりするの。コメダやスタバみたいに激込みでうるさくないんで。
「ミスド」1~2割値下げ 主力ドーナツ6品 コンビニとの競争過熱による運営会社『ダスキン』のイメージ改善・改装戦略
その怪しい流れは昨年からありました。2015年4月に「つくりたてのドーナツを食べられる」ということを打ち出すとニュースでやっていましたよね。それが本格始動してきた形。
ミスタードーナツの各店舗でドーナツを焼いて・揚げて作っているにもかかわらず、そのイメージが全くもってないということでした。確かに作っているのは知っていましたが、作っている従業員のイメージってないですよね。
蕎麦屋さんやうどん屋さんで麺を打っている所や切っているところを鏡ごしてみる事ができるお店が多いですよね、あれと同じように粉から手作りしているにも関わらず、その美味しそうで新鮮なイメージを消費者にアピールできなかったことから、今回の作戦に打って出たわけです。
ただ、去年すでに発表なっていたことで、今回はそれを実行する時期になっていたっていうだけです。
「ミスタードーナツ」を展開するダスキンの山村輝治社長は30日、大阪市で開いた決算記者会見で、コンビニとの競合が激化しているドーナツ販売について「全約1300店のうち、5年をめどに少なくとも千店を改装する」との方針を示した。強みの「できたて感」などで、違いを際立たせるのが狙い。
店舗の外から調理場が見える「オープンキッチン」方式などに変える。山村社長は「チェーン店ということでこれまで画一的だったが、立地や客のニーズに合わせていく」と説明した。一部店舗の統廃合も検討する。
割引券やメルマガ会員の情報を統合すると、改装が終わっていないお店は月1回の108円セールをやっていくのが濃厚っぽいです。あくまでぽいですけども。
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